「飲酒」ががんのリスクを高めるということは何となく知っている人は多いと思いますが、 なぜ「飲酒」ががんのリスクを高めるのか気になりませんか?

実は、アルコールが体内に入ることで発生する物質が、がんとの関係があるようです

この記事では、なぜ飲酒ががんのリスクを高めるのか、その原因について解説してきます。

この記事を読み終えると、飲酒が与えるカラダへの影響についてわかりやすく理解を深めることができますので、是非参考にしてみてください。

 癌とアルコールの関係について説明できますか?

それでは、癌とアルコールの関係についてみていきましょう。

ここでは、アルコールが癌を発症させる3つの原因をご紹介します。

アルコールがDNAを損傷させる?

アルコールを飲むと、体内で「アセトアルデヒド」※という有害な物質に分解されます。

そして、その「アセトアルデヒド」が人のDNAを傷つけます。
※アセトアルヒドというのは二日酔いの原因になる物質です。

さらに、「アセトアルデヒド」はDNAの修復をさまたげ、
細胞のコピーミスにつながり癌を引き起こすと言われています。

引用:がん医療情報「リファレンス」(2020年6月24日確認)

吸収することでリスクが増える

アルコールを飲むと、口から喉を通り食道をつたって胃にアルコールが流れていきます。

その過程で、口の中やのどの内側の細胞が発がん性の「アセトアルデヒド」を吸収しやすくなり、 癌のリスクを高める原因となるのです。

アルコールが原因でリスクが高まる恐れのあるがんは、「口腔がん」や「咽頭がん」、「食道がん」などがあります。

引用:がん医療情報「リファレンス」(2020年6月24日確認)

ホルモンの異常

アルコールは、体内のホルモンにも影響します。

アルコールを飲むと、「エストロゲン」※などの体内のホルモン値を上昇させます。

※エストロゲンとは、女性ホルモンの一種です。

乳がんの原因の一つとして、この「エストロゲン」の分泌が関係していて、アルコールを好む女性は乳がんのリスクが高いと言われています。

引用:がん医療情報「リファレンス」(2020年6月24日確認)

アルコール依存症になりやすいタイプはどんな人?

「アルコール依存症」とは、お酒の飲む量や飲むタイミングなど、 
お酒の飲み方を自分で制御できない状態のことをいいます。

そういった意味では、麻薬や覚せい剤と同じような薬物依存の一種だと言えます。

ここでは、アルコール依存症の原因や治療法についてご紹介します。

過剰摂取による現実逃避

「アルコール依存症」の原因は、お酒の過剰摂取です。

お酒を飲むと泥酔状態になり、嫌なことや悲しいことも一時的に忘れ去ることができます。

そのため、飲酒は不安や恐怖を取り除くことができる
「現実逃避ができる方法」でもあるのです。

「アルコール依存症」は、そんな不安な精神状態を安定させるために過剰摂取してしまい、 
最終的には自分では制御できない状態になってしまうのです。

治療法は断酒すること

「アルコール依存症」は、治療することができます。

アルコール依存症治療の最終目標は「お酒を断つこと」です。

治療は医療機関で行いますが、まずは通院治療から治療を始めます。

特に依存度が高い場合などは、入院治療で治療を行います。

アルコール依存症の治療は、本人だけでなく家族のサポートが不可欠です。

飲酒は免疫力を高める?高めない?

お酒が好きな人にとっては、飲酒が免疫力を高めるのかどうか気になりませんか?

「お酒は百薬の長と言われており少量なら体に良い」と
聞いたことがある人もいるかもしれません。

ここでは、飲酒が免疫力を高めるのかどうかについて検証します。

飲みすぎは免疫力を高めない?

飲酒は免疫力を高めないという説があります。

癌細胞を殺すと言われるナチュラルキラー細胞という免疫細胞は、少量のお酒で活性化することがありますが、一定以上の量の飲酒をすると逆にナチュラルキラー細胞の活性度合いが大幅に下がり、免疫を下げてしまうということになります。

免疫を高めるかどうかはお酒の量に関係すると言えそうです。

どれくらいの飲酒が健康に影響する?

飲酒はがんの発生リスクを高めるということがわかりましたが、どれくらいの飲酒が健康への影響があるのでしょうか?

ここでは、がんの発生リスクを高める飲酒の量や、
飲酒が原因で発症するがんの詳細についてお伝えしていきます。

がんのリスクを高めるお酒の量

東京大学らの研究チームが発表した論文によると、一定量のお酒を10年間毎日継続して飲み続けると、がんにかかるリスクが5%増加するということがわかりました。

そのがんのリスクを高めるお酒の量は以下のとおりです。

      種類   1日あたりの量  
     ビール        500ml
     ワイン    180ml
     日本酒            180ml
     酎ハイ    350ml
    ウィスキーダブル     60ml

比較的少量でも、飲酒の頻度が多すぎるとがんのリスクが高まるということになります。

引用:少量の酒でもがんリスク 東大などのチーム発表

お酒好きな人からすれば、飲酒の量としては思ったより少ないと思いませんか?

お酒を飲まない日を週に何回か決めるなど、自分のアルコール耐性や体調にあわせて

無理のない範囲で飲酒を楽しむ事でリスクを軽減させることができます。

お酒はどんながんの病気を発症させるのか?

お酒が原因で発症するがんの病気は以下のとおりです。

・口腔がん  ・咽頭がん  ・喉頭がん  ・食道がん  
・肝臓がん  ・乳がん   ・大腸がん   等

これらのがんの病気のうち、特にお酒が原因でなりやすいがんは「口腔がん」、「咽頭がん」、「食道がん」です。

また、喫煙者がお酒を飲むとさらにがんになるリスクは高まると言われています。

飲酒と喫煙が重なるといったいどうなるのか説明できますか?

お酒に含まれているエタノールは分解されてアセトアルデヒドになりますが、これががんの発生にかかわると考えられています。喫煙者はアルコール摂取により、たばこの煙の中に含まれる発がん物質を活性化してしまっていると考えられています。

引用:国立がん研究センター 社会と健康研究センター

厚生労働省 e-ヘルスネット「アルコールと癌(がん)」(2020年6月24日確認)

まとめ

今回は、「飲酒の影響~実は、9割が知らないがんリスクを高める原因とは!?」        という内容についてお伝えしました。

この記事で飲酒によってがんのリスクが高まる原因について
知っていただけたと思います。

飲酒をする頻度の高い方は、ほどほどの頻度にできないか?
今一度カレンダーに記録するなど、  
現実をしっかりと確認し、
必要と感じるなら今すぐに、休肝日を決めるようにしてみてはいかがでしょうか。